新米と楽しむ さんまの生姜焼き

さんまの生姜焼き

10月に入り、いよいよ秋まっさかり。新米も出そろい、さんまのお値段も下がってきて、食欲の秋ですね。そんな秋の味覚の王者さんまを白いご飯にぴったりな生姜焼きにしました。

はじめに

さんまは、イワシなどと合わせて、缶詰では「生姜煮」などを見たことがある気がするのですが、生姜焼きでネットを検索してみても、豚肉のオンパレード。えー、でも絶対美味しいし、と思って作ってみたら、簡単だし美味しいし、ということで白いご飯にぴったり、ぜひ新米と合わせていただきたい美味しい一品になりました。
身が薄い分、味も付きやすく、火も通りやすく、時間もそんなにかからないので、ささっと簡単に作れます。

作り方

材料

一人分
生さんま 1尾分

生姜 一かけら *1
醤油 大さじ1と1/2
みりん 大さじ 1と1/2
サラダ油 少々

(付け合わせ用)
キャベツ 好きなだけ

*1 生姜はすりおろして使う分、一緒に漬け込む分、飾りに(使いたかったら)使う分、をお好みでご用意ください。分量については作り方の項目それぞれを参考に

下ごしらえ

生さんまは3枚におろしたものを用意します。1枚を3等分にして、軽く塩(分量外)をして少し置き、出てきた水分をふき取ります。
キャベツは千切りに

漬け込む

生姜をすりおろします。汁も合わせて小さじ1杯弱くらい。
おろししょうが

チューブしょうがでも使えますが、水分が少ないので量を多めに、また焼くときにしっかり落としてから焼く方が焦げにくく使いやすいです。

生姜に醤油とみりんを加えて混ぜ合わせたらさんまを漬け込み、さらにスライスした生姜を合わせます。私は生姜が好きなので、このくらい使いました。漬け込み時間は15~30分くらい。
さんまを漬け込む

焼く

フライパンにサラダ油少々を熱し、皮の方から焼いていきます。火は中火で。漬け込み液をしっかり振り落として、焼き付けます。生姜を一緒に焼くと焦げやすいので注意が必要です。漬け込み液は後から使うので捨てないでください。
皮目からさんまを焼く

焼けてきて、腹側の身の色が変わってきたら、裏返し、身側も同じように焼きます。裏返して少し火が通ったところで漬け込み液を大さじ2杯程度フライパンに入れて、煮詰めながら絡ませます。漬け込みの生姜も、ここでお好みで一緒に加えます。
漬け込み液も一緒に

煮詰まってきて、身にまとわりついてきたら火から降ろし、刻んだキャベツの上に汁ごと載せて出来上がりです。お好みで針生姜を添えます。
さんまの生姜焼き

新米や熱燗にぴったり

やわらかめで、甘みの多い新米に、生姜と醤油とみりんの甘辛い味付けがぴったり。そこに脂の乗ったさんまの味わいで、白いご飯が止まりません。
今回はごはんでいただきましたが、日本酒にもよく合うこと間違いなしです。ふくよかな味わいの日本酒、少し燗をしても美味しそうです。
急に冷え込んだ昨晩、秋の味覚もどんどん美味しくなりそうです。紅葉もそろそろ始まるでしょうか? 日々移り変わる季節を楽しみながら、食欲の秋を満喫したいと思います。

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如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
*お酒と料理で豊かな食を
毎日の食をもっと充実させたい、あるいはさせたいと思っているけれど、イマイチ充実しない……そんな思いを抱いていませんか? そんな毎日を、ちょっとしたアイディアや情報をご提案することで、ストレスなく幸せな食生活、――ひいては幸せな毎日を過ごしていただきたい、そんな思いで運営しています。

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