コトコト煮るだけ 鶏の手羽先煮込み

鶏の手羽先煮込み

最近仕事がバタバタしています。まもなく佳境。そんな時でも、それなりにちゃんとしたものを食べたい時ってありますよね。
夜の冷え込みはもとより、昨日なんか、日中も気温上がらずじまいでしたし。そんなわけで、このシーズン、鍋でコトコト、手羽先なので、スープも出るし、体もあったまる、そんな煮込みをご紹介します。

はじめに

夜、仕事から帰って、あれこれするの、面倒。でもそれなりに美味しくて栄養があって、体が温まるものを。そんな気分の時に作るのがこれ。

元々は、桐島洋子さんの「聡明な女は料理がうまい」という本でご紹介されていた貴妃鶏というものを見て作ってみたのが最初だったのですが、貴妃鶏はやや手間がかかる。

およそ違うものになりすぎたので、貴妃鶏とはとても言えないものになりましたが、手羽先のコラーゲンたっぷりの美味しいスープとくたっとしたネギが美味しいシンプルな一皿となりました。

作り方

材料

一皿分
手羽先 4~5本
白ネギ 1本
生姜 ひとかけら(スライス5~6枚分)
日本酒 適量
塩コショウ 少々(多め)
(お好みで)粗びきコショウ

ポン酢もしくは濃縮だし 少々

下ごしらえ

ネギは4~5cmに切っておきます。少し刃先を入れておくと、味が染みやすく、食べやすくなります。
白ネギ

生姜は皮を取り、薄くスライスしておきます。

鍋で煮る

鍋(今回はストウブ14cmを使用)に白ネギを敷き詰め、その上に手羽先を敷き詰めます。
材料を敷き詰める

手羽先はうまく角度を調節し、なるべく重ならないよう、パズルのように組み立てて行きます。
今回はストウブを使いましたが、100円均一のお店などで売っている土鍋(の大きい方)などでも美味しくできると思います(現在電熱コンロになってしまい、使えなくなりましたが、ガスの時には土鍋で作っていました)

ポイントは、ちょうど入るくらいの小さめの鍋で、ぎゅうぎゅうに詰めて作ること。

しっかり詰め込んだら、ひたひたになるまで日本酒を注ぎ、生姜を散らし、上から塩コショウをやや強めに振ります。コショウを少し足しても美味しいです。
この状態で煮る

煮込む

ここまでくれば、あとは煮るだけ。
最初は強火で、蓋をせずに火に掛けます。一旦沸いて、アルコール分が飛んだら、とろ火に落として、蓋をして、20分から30分。途中、ネギのかさが減って、少し隙間が出来てくると思うので、少し箸を入れて、下にしっかり浸かるよう押し込むと、美味しさも出やすい気がします。

しっかり煮えて、骨の端が飛び出してくるくらいになれば出来上がりです。
出来上がりはこんな感じ

ここまで煮えていれば、骨からもするっと外れて食べやすいです。
白ネギと肉を一緒にお皿に盛り、食べるときにはポン酢、もしくは濃縮だしで味を調節しながら食べます。

ポイント

日本酒は、料理酒ではなく、安くても良いので、普通の日本酒の方が美味しいです(私は紙パックの安いものを料理用で常備しています)
とはいえ、日本酒煮、というわけでもないので、なるべく鍋にしっかり詰めて、とろ火で鶏のだしが濃厚になるように煮詰めるのがポイント。塩気もあまり多くないので、鍋に残った汁も一緒に盛り付け、飲んじゃうことも多いですが、汁気が多く残っていたらスープだけ取っておいて、翌日ラーメンに使ったりすることもあります(塩分だけ注意してください)

仕事の後でも、火にかけておけば出来る料理は、これからの時期重宝します。
とろっと溶けた、鶏肉の旨みの染みたネギはやっぱり美味しいもの。ぜひどうぞ。

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如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
*お酒と料理で豊かな食を
毎日の食をもっと充実させたい、あるいはさせたいと思っているけれど、イマイチ充実しない……そんな思いを抱いていませんか? そんな毎日を、ちょっとしたアイディアや情報をご提案することで、ストレスなく幸せな食生活、――ひいては幸せな毎日を過ごしていただきたい、そんな思いで運営しています。

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