春の香りとほろ苦さが美味しい 白ワインに合う ふきのとうのアヒージョ

ふきのとうのアヒージョ

もともと暖冬で、いつから春やら分からなかった今年ですが、それでも3月に入ると急に「春だ! これが春だ!!」という感じになってきましたね。
そんな春の味覚、先陣を切るのはふきのとう。

スキレットで簡単、バゲットに乗せたら、香りと苦みの乗ったオイルがしみこんで、たまらない美味しさのアヒージョです。

はじめに

何かでちょっと見かけて、「おいしそう!」と思って自分でもやってみたのがきっかけで、毎年作っています。
ふきのとうは、ちょっと苦みがあるので、苦手な方も多いかも知れませんね。

このアヒージョは、そのほろ苦さを楽しむ料理。香りもしっかりオイルに溶けだして、少し青臭い苦みとあわさり「季節の味をとってるぞ!」という気持ちにさせてくれます。

春先は、自律神経が不安定になりがちな時ですが、そんな時には山菜などの香りの強く、少し苦みのあるものを取るのがいい、と聞いたことがありますが、それもありかもなーと感じる味わいです。

作り方

材料

スキレット 1つ分
ふきのとう 1パック(中サイズで8~10個)
えび 中サイズ 5尾
プチトマト 5個
にんにく 2かけら
鷹の爪 2本

オリーブオイル 適量(50mlくらい?)
塩コショウ 適量
日本酒(もしくは白ワイン) 小さじ1

下ごしらえ

ふきのとう

ふきのとうは周りの汚れている皮をむき、きれいに洗って、水気を切っておきます。
大きい場合は、縦に半分に切ります。
今回は、まだまだ走りの季節ということで、とても小さなものだったので、このままで。

材料の下ごしらえ

プチトマトは洗ってヘタを取ります。エビは殻をむき、背ワタを取って、塩コショウ少々をまぶし、日本酒もしくは白ワインをなじませておきます

ニンニクは縦二つに割って芯を取り、包丁の腹でつぶしておきます。
鷹の爪は上下を切り落とし、種を取っておきます。

スキレットでゆっくり煮る

スキレットに、底が隠れるくらいのオリーブオイルを入れ(全量ではないです)、にんにくと鷹の爪を弱火で熱していきます。

にんにくと鷹の爪を入れてから火をつける

ここで急がず、ゆっくりとにんにくと鷹の爪の風味をオイルに移していきます。

ニンニクの端から泡が立ちだし、少し色が変わってきたらにんにく、鷹の爪ともひっくり返し、水分を切ったエビを加えます。

エビを加える

火加減はそのままで、エビに火が通ってきたらひっくり返します。
両面が焼けたら、他の材料を投入します。

ふきのとうとトマトを加える

ふきのとうは根元の所が一番火が通りづらいので、立てて置きます。縦半分に切った場合も、もともとの一つ分に合わせて立てると入れやすいです。
トマトは切れ目などを入れなくても、ちゃんと割れるので、そのままで大丈夫。

野菜を加えたら、オリーブオイルを追加します。目安としては、プチトマトやふきのとうの高さの半分を目安に。
塩コショウを上からふりかけ、そのまま火加減はずっと変えず、弱火のままで加熱します。

味をなじませる

追加したオリーブオイルが十分に温まって、泡と香りが立ち始めたら、そろそろ出来上がりです。立っていたふきのとうの向きを変え、横にして、全体がオイルに浸かるようにします(火が通っているので、簡単に出来ると思います)

トマトもひっくり返して、全体的にオイルに浸かるようにします。

もう一度、全体的にふつふつとしてきたら出来上がりです。
バゲットなどと一緒にお召し上がりください。

バゲットにオイルごと載せていただきます

ポイント

あせらずに、じっくり弱火で加熱するのがポイントです。
また当たり前ですが、トマトはアツアツのオイルの中で、めちゃくちゃ熱くなっていますので、食べるときには注意してください(←これで火傷しました、ハイ)

味付けは、塩コショウを結構強めに付ける方が肴になります。コショウが粗びきタイプのものがおすすめです。

白ワインに合う

ふきのとうのほろ苦さが、少し青みの残ったようなさわやかな白ワインに合います。今回はたまたま家にあったのがアルゼンチンのトロンテスという、どちらかというと青臭さとは合わなそうなワインでしたが、これでも十分美味しかったので、白ワインなら何にでも合うのかも知れません。

春の味覚の食材はあっという間に始まってあっという間に終わってしまう印象があります。見つけた時にはすかさずゲット、ぜひ楽しんでみてください。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
*家飲みを、もっと美味しく簡単に*
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