津山くらやのワッフルと松江の思い出

くらやのワッフル

先日の13日は母の日で、私も職場の「母の日ギフト」のワッフルのセットを購入しました。と言っても、自分で食べる用(笑) くらやのワッフルのセットがあり、急に食べたくなったんです。

くらやのワッフル

くらやさんは、津山の誇る菓子の銘店です。市内で手土産などにお菓子を買う場合には、くらやさんだったらほぼ間違いなし。仕事で取引先などにお邪魔するときにも、手土産はほぼくらやさん一択です。
ちなみにB’zの稲葉さんのご実家でもあり、そっちの方が有名という話もあったりしますが、ちゃんとしたお菓子屋さんで、おいしいお菓子がたくさん。
実の所、私が津山に来た当初、稲葉さんの話は全く知らず、でも一度行ったときに「ここいいな」と思ってカードを作ったりしました。

で、本題のワッフルです。
細長い、楕円の生地2枚の間に、たっぷりのカスタードクリーム。ワッフルというと、この手のものと、いわゆるベルギーワッフル(生地は固め、そのままか、何か載せて食べる)に分かれますが、くらやさんのワッフルは昔ながらのタイプです。
このカスタードのずっしり感がいいんですよね。なんていうか、懐かしさと、重みの「リッチ感」と。
このカスタードタイプのワッフルと言えば、松江にも思い出があります。

松江のウエダのワッフル

今回の記事を書くまで、「橋月堂」という名前を憶えていたんで、それで検索したんですけど、まったく出てこないですね。記憶違い? でもウエダという名前にも覚えがあり、食べログにこちらは出てきました(でも掲載保留になってます……)ウエダと橋月堂は多分同じだったと思うので、その前提で少し思い出話(笑)

松江には大学時代の4年間住んでいました。ある日、熱が出て、その日のアルバイトも休ませてもらい、寝ていたのですが、夕方とてものどが渇き、また何か食べた方がいいかもと思い、部屋の道向かいにある酒屋さん(今でいうコンビニみたいな店でした)に行こうと部屋を出たところ、取っ手に何かが下がっていました。
見ると、ウエダのワッフル。アルバイト先の方が心配して、差し入れを持ってきてくださってたんですが、寝てた私は気づかなかったんですね。

飲み物を買って、部屋に戻って食べたワッフルは、カスタードの甘みと、クリームに少し残った冷たさとで、なんだかとっても美味しくて「あー、熱下げて、次のアルバイトには頑張って出よう~~~」としみじみ思ったのを覚えています。当時は電話もない部屋に住んでいたので(道隔てて公衆電話があったので、大抵の用事はその電話で済ませていました)、ケータイもない当時、そういうコミュニケーションがあったんだな、と、思い起こせば懐かしい思い出になっています。

ベルギーワッフルとか

一方でベルギーワッフル、流行り始めたのっていつくらいでしょうね? 社会人になってすぐのころに、マネケンのショップが新大阪の駅に出て「これが今、流行ってるんだぞ」と教えてもらった記憶があります(当時菓子を担当していたので)
はじめて食べた時、これはこれでびっくりだったなぁ。ワッフルは小ぶりで、端っこの少しカリっとした所に砂糖のカリっとした部分がすごくアクセントになっていて、風味も良くて、そこにびっくりしたことははっきりと覚えています。少しトースターで焼くと美味しいんだよな、これがまた。
その頃すでにUCCのコーヒーショップ(喫茶店)では、四角いやわらかいワッフル生地にアイスクリームやホイップやフルーツを載せたメニューがあった気がするので、「なんでもかんでもワッフルかよ、っていうかあの私の知ってるワッフルって、じゃぁなんなんだ」と思った覚えがあります。

そんなこんなで、カスタードのワッフルは、コンビニくらいでしか見なくなっていたので、くらやさんの本格的カスタードクリームのワッフルに津山で再会したときには、なんだかとてもうれしくなってしまいました。
この先も、時々無性に食べたくなり、買いに走るのだろうなぁと思います。