先日の記事で、今回の目的の一つ、と書いたこちら、大阪市立東洋陶磁美術館。
京都旅の帰り、JRの社内で見かけたこちらの企画展が目的でした。
https://www.moco.or.jp/exhibition/current/?e=596Contents
アクセス良好、いい環境にあります
こちらの美術館は中之島にあり、梅田からもすぐ。中之島と言えば昨年の秋に受験会場だったグランキューブ大阪もありますが、位置的には反対側の東の方になります。
今回は往きは御堂筋線で淀屋橋で降り、帰り(?)は泊りが心斎橋のホテルでしたので、北浜から堺筋線で南下してホテルへと向かいました。
淀屋橋で降りてからは、中之島に渡って市役所の前などを歩いて行ったのですが、この辺りは景観もよく、水辺で緑も多く、私の中の「ザ・都会」という感じでした。
お目当ては国宝と言えど
今回の企画展は、リニューアルを記念しての企画展のようで、天目茶碗以外にも、多くの「わ、これすごい!」と心の底から思える器がたくさん。
中でもタイトル画像にした壺などは色もモダンだし、わ、きれいと思って近寄ってみたら立体的な線描の器で、びっくりしました。
近寄るとこんな感じ。
線描の中に釉薬が置いてあって、それの濃淡もとてもきれいで、まさしく芸術、という感じです。
一方でこんなものも。
お判りになりますか? 貫入が蓮の花のようになっているんです。上半分が花で、その下に茎と葉が。
これ、こういう風にできるものなのかな、それとも奇跡的にこうなったのかな? いや、ならんやろ……などと思いながら、しばし見入ってしまいました。
後半のメインが国宝油滴天目
さてそんな展示の中、後半の終わりもほど近いあたりに国宝油滴天目が。
宇宙です。宇宙の誕生がありました。
いや、表現陳腐ですみません。でも一番い思ったのはそんな感じのことでした。写真では、この景色の奥行というか、その迫力がやっぱりうまく撮れないのですが、360度どちらからでも見えるのですが、それと背伸びして上の方からとか、近い高さでとか……どこから見ても「全部違って全部いい」という感じでした。
うん、国宝ですよね。さすがです。
嗅ぎたばこの瓶なども
で、このままフィナーレかと思ったら次の展示室は粉末の嗅ぎたばこ用の壺(鼻煙壺というそうです)の展示が。これまた、小さい! 細工が凝っている!
リキュールに「ミニチュア瓶」という50mlの瓶があるんですが、あのサイズです。
そこに、こまかな細工がしてあって、ミニチュア好きにはたぶん堪らない世界!
そんなこんなで、感動のままに見て回った東洋陶磁美術館でした。併設のカフェも楽しそうだったのですが、体調とおなかの調子を考え、今回はパス。とても満足した時間となりました。
本日もお読みいただきましてありがとうございます。
おひとりさまランキング
書くの大好きソムリエ&料理研究家。文章長め、肴多し。
現在岡山県のスーパーマーケットでシステムのお仕事をしています。
※(2019年11月より骨髄線維症治療に伴う造血幹細胞移植のため休職、2021年春仕事に復帰しました)
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