さわらの切り身がお買い得になっていたので、買って帰りました。
私の住んでいる地域では、さわらは刺身で食べるらしいのですが、私はさわらと言えば圧倒的に焼魚派。どうしようかな~ と思ったのですが、すだちが冷蔵庫にあったので、久しぶりに幽庵焼きを作ってみました。

はじめに

幽庵焼き、名前もなんとなく風流だし、料理屋さんや旅館、ホテルの食事ではよく見るけど、家で作ったことがある人ってどのくらいいるのでしょう?
なんとなく照り焼きとかに比べてハードルが高い気がするのは私だけ!? 材料は手軽に入るものばかり(というか、照り焼きのバージョン違いという感じ)で、美味しく作れますので、バリエーションの一つに加えてみませんか?
照り焼きほど甘くないので、辛党の日本酒好きさんにもきっとお気に召すはず。

作り方

材料

2切れ分
さわら 2切

酒 25ml
しょうゆ 25ml
みりん 25ml
すだち 1個半 *1

飾り用 すだち 半分

*1 ゆずが正式レシピですが、今回すだちがあったので、すだちで作りました。この手の柑橘なら、なんでもよい、と書いてあるレシピも多いですね。

漬ける

調味料を全部混ぜ合わせます。すだちは果汁をしぼって加え、さわらの切り身を漬け込みます。

しっかり浸かるよう、ラップで密着させて、2~3時間漬けます。
今回醤油の色が大分黒いものを使ってしまったので、かなり濃い目になっていますが、普通のしょうゆだともう少し薄いと思います。

焼く

取り出して汁気をしっかり切って、皮から焼きます。フライパンで焼く場合、フライパン用ホイルなどがあると楽かも。本当は魚焼きグリルが一番おいしいと思いますが今回はフライパンで。

ふちの方の色が変わってきたら、丁寧にひっくり返し、反対側も焼きます。フライパンの場合、火に載せるまでは中火で、さわらを入れると弱火で。

火が通って、身がなんとなく割れてきたら焼き上がり。焼きすぎるとぱさぱさになってしまうので注意が必要です。

飾り用にとっておいたすだちを添えて出来上がり。漬け汁にも果汁は入っていますが、火を通してしまうので、やはり上から果汁も掛けた方がさっぱりいただけます。

日本酒に合う

今回は先日の但馬の旅で買ってきた香住鶴のにごりスパークリングでいただきました。夏ボトル♪
柔らかい味わいと、さっぱりとした炭酸がうまくマッチした、やや甘口の味わいに、さわらの身の香りと、幽庵地のしょうゆや酒の香ばしさがよくマッチしていました。

ゆっくりと秋の夜長を楽しむさわらの幽庵焼き、満足な一品でした。

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如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
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ソムリエ&フードコーディネーター(検定3級) 現在岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。 *お酒と料理で豊かな食を このサイトは、毎日の食をもっと充実させたい、あるいはさせたいと思っているけれど、イマイチ充実しない……そんな思いを抱いている方に、ちょっとしたアイディアや情報をご提案することで、ストレスなく幸せな食生活、――ひいては幸せな毎日を過ごしていただきたい、そんな思いで運営しています。

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