昨年の12月、嵐山花灯路の時期に、京都に行ってきました。
そういえばこのブログ更新してなかったなぁ~なんて思いながら見返していると、「いつか行きたい」とか書いてますね(笑)
ということで、念願かなって行ったんですから、それは書かなきゃいけないでしょ、ってことで
ライトアップされた渡月橋。
この電力は桂川の水力を利用しているとのことでした。
で……
六条御息所ゆかりの、野々宮神社へ……
物語の中では、ここはすごく寂しい所と言うことになっているのですが、実際には今は観光地の目玉の一つ。人が途切れることはありません。
でも物語に出てくる「黒木の鳥居」などは多分そのまま。
黒木って、黒塗りしてある木なのかと勝手に思っていたのですが、むしろ逆で、皮をむいたりと言う加工をしていない、木そのまま、と言う感じの鳥居のことなのだそうです。
中にはとても手入れの行き届いた苔庭などもあり、表の賑わいとは別に、中の苔庭は意外にそこまで入ってくる人も少なく、落ち着いた風情でした。
この野々宮神社の辺りから、竹林の径と言われる辺りが続いています。
この旅では、ここがかなりの目的でした。
もちろん、しっかりとライトアップされています。
オレンジ色っぽい光が全体的に多い中で、この竹林にはところどころに青い光も……
実はこの光を見た時に、一番六条御息所を思い出していました。
なんというか、優雅なんだけど寂しそうで。
観光客は多かったのですが、それでも一人で彷徨っていると、源氏の世界から脈々と続く何かを感じられた旅でした。