生還 ……痛い描写に注意!

とりあえず、骨髄検査が終わりました。

ここで書くのもどうかと思ったんですが……あえてネタにしてみる。ってわけで、タイトルにも書いたように、痛いのダメな人は見ちゃだめ~~(笑)

というか、吐き出さないと、なんか頭の整理が出来ない……
家族とかいたら、聞いて貰うんだろうけど、家族がいないってこういう意味なんだなぁとしみじみ思ったり。

今日はとりあえず、腹部エコーと骨髄検査。
エコーは「絶食で」ということだったので、昨日の9時以降は絶食。
ぺこぺこのまま、病院へ。

脾臓が肥大しているそうです。あぁ、やっぱり病気は悪化してるのかな~と思いつつ、骨髄検査を待つ。
11時の予定でしたが「遅くなる」と言われ、結局処置室に入ったのは1時くらいでした(多分)

待ってる間にケータイサイトとかでついつい病気の情報とか検索して……
骨髄繊維症。

「平均予後5年」とか書いてあって、ちょっと動揺。
5年、かぁ……

検査してもらってるときに先生に聞いたら「それはちょっと古い情報だな。今は原因も分かってきつつあるし、新薬がどんどん出てるし、骨髄移植という手もあるから、5年ってことはないな」とは言われたんですが……
やっぱちょっとショック。
骨髄移植は……人様の命を削らせるのは申し訳ないな、という気持ちがあったり。
新薬は大学病院の方に登録をして、新規募集を待つような感じになると言われました。

まぁでも今の病気が分かった時も「40、50くらいまでは生きられると思いますよ」と言われ「そうかー、60はムリなんだ」と思ったので、そんなものかもなと思ったり。

今40なので(初バラシ)とりあえず、その先生の言ったことは嘘ではなかったわけだし。

で……予定を大幅にすぎて、検査開始。

まずは麻酔。これが……痛いんだ……
「麻酔だから、これが痛いのはわかるよね」とあっさりぐっさり、ぎゅ=(骨に刺すので、こういう感じ)「ううぅ~」「ま、これは仕方ないよね」と先生。
でも寝台にうつぶせになってるんで、足も踏ん張れないし、掴むものもないし。
結局寝台のシーツを握って耐えました。

で、触りつつ「効いて来たかな、じゃ、いくね」ぶすっ、ごりっ、ゴキ。
来た……痛い。痛いっていうか……痛いわけじゃない、気持ち悪い。

麻酔が効いているので、いわゆる「痛み」ではないんですよ。でも骨に穴を開けてるわけで……その振動と言うか、感触は麻酔してても消えないんだな。
それが骨伝いに腰とか足とかにクル。

「吐き気とかしませんか?」(看護師さん) 泣いてるのを心配してくれたらしい。

「一応大丈夫の範囲です」
「範囲って……」(先生)
「あ、いや……」
「痛い?」(先生)
「痛いっていうよりは、気持ち悪い」
「骨、ゴリゴリしてるからね~」(先生)
「……」

本当は上記の「予後5年」とかが頭の中をぐるぐるしてて、その上痛いし、気持ち悪いしで号泣していたのですが、そのメンタルな部分っていうのは、さすがに先生とか看護師さんには言えなくて。

「骨、硬いなぁ」
「前のとき(97年くらい)にも言われました。やっぱりそうですか」
「うん、若いってのもあるだろうし、あとは体質かな……骨なんて、もろいよりは丈夫な方がいいに決まってるんだけど、骨髄検査だけは、しんどくて大変だよな~」
「まぁ、骨なんて、もろくなっていく一方だろうから……」
「うん、女性は閉経後とか、どんどんスカスカになるからね」

(閉経後とか、まだ生きてるんだろうか……)沈黙

「うーん、やっぱり骨髄量減ってるなぁ」
「そうですか」
「うん、分かるね」
先生の目にも、そうなってるのが分かるってことは、……そうなんだなぁ、と実感。
涙がまた「どわっ」と来たところで、検査は佳境に。

「うーん、取れない。もうちょっと我慢して」

「ごめん、骨の圧がすごいし、量が少ないから、ちょっと荒くするから。これ痛い?」
「痛いです~~~!」(この瞬間は、本当に痛かった! 虫歯のドリルで神経に触れたときの20倍くらいの痛みが腰骨の中を走る感じ)

やり方を変えて。「これは?」
「まだ痛いです」
「麻酔追加するね」
2本追加。
「うーん、取れないな……」
と聞こえた瞬間。

……ぎゅ=====。ごき。ゴリゴリ。べき。
……その音は、私の腰骨の音でしょうか。いや、その感触がしてるんだから、そうなんだよな……
音が聞こえるというよりも、骨伝いにそういう衝撃が伝わってくるって感じ。
「ごめん、ちょっと力技。痛い? 痛いよね……ちょっと無茶してるから。ちょっとだけ我慢して!」

十数年前にも似たようなセリフを聞いたなぁと思い、……もはや失神寸前。

股関節に異常な力がかかり、ギューギュー押されて、ガツガツ感触がしてたかと思ったら

「終わり! 終わったよ!」との声。

脱力。

止血。
一時間仮眠。その間も、腰骨の上からずっと押さえつつ、血が止まるのを待つ。

今現在も腰の上には掌くらいの(厚さ、大きさともに)絆創膏が貼ってあります。

でも前のときよりは時間も短かったし(前回は「普通の人の3倍かかった、ごめん!」と先生に謝られた)、痛みも……普通に歩くことが出来るくらいなので(中腰になるとアウトですが)良かったことにしよう。

車運転して帰れなかったらどうしようっていうのが一番心配だったのですが、40分運転しても、別に平気だった。

帰ってから、少し食事して、また寝ました。とりあえず、腰は痛い。
中腰になった瞬間に「ビキビキビキ」と痛みが走ります。しばらくは肉体労働できないな……
でも生活できないと死活問題なので、それは大丈夫そうでほっとしました。

明日にはこの絆創膏はがしていいと言われてるんですが、はがすの怖いな……
感触としては、終わって一時間くらいは「鉛筆くらい」のが刺さってる感じでした。傷、どのくらいなんだろう……今は鉛筆から「針金」くらいになってます、

明日も休みを取っておいて良かった。天気も悪いみたいなので、ムリしない範囲でのんびりします。
天気良かったら遠出したくなって困るところだった(笑)