Rabbit Island 大久野島へ行ってきました

Rabbit Island 大久野島

先日、ぽつんと一日空き、翌日は岡山の病院に行く日だったため、山陽地区でどこか行こうかな~ と考え、大久野島へ行ってきました。
大久野島は、第二次世界大戦中は、毒ガスの島として、地図からも消されていたそうなのですが、今ではウサギ700羽がのんびりくらすうさぎの島として有名になっています。

外国の観光客も増えてきているみたいですね。
サイトもとてもかわいくて、宿が取れたから「大久野島もありだなー」くらいで決めた私だったのですが、サイトを見ているとテンションが上がり、結果とても楽しんできました。

http://rabbit-island.info/

毒ガス島としての大久野島と私

冒頭で書いたように、この島は第二次世界大戦中は毒ガス製造がおこなわれていた島でした。地図で消されていたことは、今回知ったのですが、実は大久野島が毒ガス製造がおこなわれていた、という話は、幼いころから知っていました。

私は広島で生まれ育ったのですが、となりの家に老婦人が一人で住んでいました。
K村のおばあちゃん、と言って、私たち兄弟はとてもかわいがってもらい、遊びに行っては、おやつをもらったりしていました。

お子さんはもう家を出て、どこかに住んでいる、と聞いたのですが、K村のおばあちゃんのだんなさんは? と親に聞いた時に「大久野島の毒ガス工場で死んだ」と聞いていたのです。

当時、大久野島がどこにあるのかも知らず、それ以上聞くこともなく、そういう所があり、そういう歴史があり、K村のおばあちゃんもそういう形で戦争に巻き込まれた人なんだ、というくらいの認識でした。

大久野島と再会したのは、アマゾンのKINDLE PAPER WHITEを購入したとき、中のサンプルに大久野島のうさぎたち、という写真集がサンプルで入っていたことでした。

現在も島内には当時の遺構が残っていますし、資料館もあります。

毒ガス資料館
休暇村からは徒歩5分くらいの所、第一桟橋との間にあります。

うさぎたちののどかさと全く反対の、痛ましい歴史も、忘れてはいけないことなのだなと改めて感じるひと時になりました。

宿泊は休暇村

大久野島が現在Rabbit Islandと呼ばれて人気が出ているということを知った私は少し複雑な気分でしたが、それはそれ。やっぱりかわいいうさぎと触れ合えると聞くと行ってみたいという気持ちはありつつも、なかなか「よし、行くぞ」という機会もないままに時間が過ぎ。

今回、中途半端な連休があったので、どこか瀬戸内の岡山から広島の東部で、海が見える宿……とさがしていてみつけたのが、大久野島の休暇村でした。

忠海港

忠海港のショップ前の郵便ポスト

大久野島への玄関口が竹原市の忠海港です。竹原市と言っても東の端。
車では津山からは休憩2度を挟んで、3時間弱のドライブ。山陽道の高速本郷ICを下りてから、30分近くを南へと下ると港に到着です。

港は本当に小さくて、小型の桟橋が二つ。
駐車場は無料で、その端に上の写真のポストがある、チケット売り場兼売店があります。
ここにはカフェスペースもあるのですが、フェリーまでそんなに時間もなく、うさぎのえさを買ったり、グッズを見ていたりしたらあっという間に時間が来てしまいました。

また、ここでお会計を私がしていた時に、隣の方がスタッフさんに話しかけていて、夏場は人を見に来たようなものだった、と言っておられたので「そうなんですか?」と尋ねてみたところ、本当に夏場は多いみたいです。
島へ渡るのが3時間待ちとかになることもあるそうで、普通に「宿が取れた」というのもラッキーな気分でした。

私的には「平日なのに人が多いなー」という感じだったのですが、オフシーズンでかなり環境が良かったようです。
また、私は宿泊だったので利用していませんが、忠海港では手荷物預かりもあるようです。日帰りの方、ここを経由してどこかに行かれる方はこちらで預けると身軽に動けていいと思います。

駆けてくるうさぎたち

一心不乱にすぐ近くまで駆け寄ってきます

当日は時々雨、という天候だったので、出てこなかったりしないんだろうか、と心配していましたが、まったくの杞憂に終わりました。
そして何よりびっくりしたのが、船が到着し、人がわらわらと下りていくと、それをめがけてうさぎたちが「船が着いたぞ~~~」とばかりに、次から次へ、山から来るものあり、道路を超えてくるものあり、遠くから一目散に駆けてくるんです。

これには、びっくり、もちろん観光客もびっくり、「わー」「きゃー」「かわいいー」と観光客もうさぎに駆け寄り、そのままもみくちゃになるかと思いきや、うさぎは結構警戒心が強く、ちょうど1mを切ったくらいの所で急にストップし、「あなたはエサをくれる人ですか?」と言った体で見上げてくるんです。

さっき船に乗る前にエサを買ってテンションが上がっている観光客は、もうそのまま「かわいー」と言いながら、いそいそとエサを取り出してあげていました(私は宿泊の荷物を置いてからゆっくり回ろうと思っていたので、自分でお預けにしましたが)

うさぎも「ここでおねだりするのが一番効率が良い」と分かっているかのようなおねだりに、思わず感心してしまいました。

島内のうさぎたちについては、また改めてご紹介します。
本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
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