昨年、わさびの葉が見つけられず、作れないままにシーズンが終わってしまったわさび漬け、今年は見つけることが出来ました。
レシピというほどのものを書けない気がしたので(適当すぎる……)写真とかも撮らなかったのですが、先日桜を見に行った際に生えてるわさびを見つけたので、それをご紹介がてら、記事にします。
春の味
春の味はいろいろありますが、このわさび葉もその一つです。
なんて、書いてますが、なんせ、本当にあっという間に消えていってしまうので、昨年のように「そろそろかな?」「見ないな」「終わった……」なんていう年も割とあり、特にスーパーマーケットなどでは売られるのをほとんど見たことがないので(米子にはあったんですが)その時期、道の駅のような施設に行った時には必ず立ち寄って探すようにしています。
一束が200円少しくらい、一度に私は大体二束使うので、500円弱、と思うとやや高い気もしますが、これでジャム瓶一つ分くらい、わさび漬けは市販のものだと少しでも結構いいお値段がするので、こんなものかな、という感じです。
作業は30分もかからない
レシピではないと言いつつ、一応作り方も。
買って来た葉をきれいに洗い、水分をとります(そんなにきっちりじゃなくていい。ざるに入れて少し振るくらい。お湯を掛けるので、それをあまり冷めないようにするため)
次に、くきの一番先だけ(多分少し黒ずんでいる)切り落としたら、4~5cm幅に茎から切っていきます。花があれば、花も同じように食べられるので、一緒に切って行ってOK(花については後ほど少し)
ポット一杯分(1Lくらい)のお湯を沸かします。上の切ったわさび葉をストレーナーとかざるにいれ、沸騰したお湯を回しかけます。
まんべんなく全体に掛かるように。掛け過ぎると、辛味が飛び、ただの青菜のお浸しになってしまいます(でも、少ないとアクが残り、妙に苦辛い味になる)
時々上下を返しながら粗熱を取り、触れるようになったら手で取って、きちんとしぼり、消毒した密閉瓶(ジャム瓶など)に入れていきます。上から調味液を浸るまで注いで、出来上がり。放置しすぎるとこれまた辛味が飛ぶので、そこは手早く。
漬けて1~2日後からいい感じになると思います。
【調味液】
レシピによってさまざまなので、お好みで調節してください。
基本は、醤油とあまみのものを水で薄める、という感じです。
私は醤油と、煮切ったみりんを同じくらい、それに濃縮だしを少々入れ、その液体と同量の水で割ったものを使います。
でも最初に教えてもらったのは、上のみりんの部分が、煮切ったお酒と砂糖でした。また、そのレシピには濃縮だしはなかったのですが、私はみりんに変えるときに「少しうまみがあった方が味がいいかな」と思って濃縮だしを入れたら美味しかったので、そうしています。
わさびの花
見たことがない方が多いかもと思ったので、ご紹介です。わさびの花、白くて可愛い花が咲きます。こんな感じ

これは岡山県北の新庄村という所にある水路で自生しているもの。
桜を撮りに行き、何か生えてる? と思って近づいたらわさびでした。
束の中に、花があったら最初はびっくりしますが(しかも、花のある茎についている葉っぱは、葉っぱだけの茎と葉の形が違うので、違うものが混じってる! って思う)ちゃんと一緒に食べられます。
あと、過去におしゃれだなーと思ったのが、この生の花を漬けずにそのまま、お皿に(焼き魚か何かだったと思う)添えてあったこと。
わさびの葉は、それほど辛味もないのでそのままでもいいのかも知れませんね。
ということで、春の味覚のわさびの葉の漬物の話でした。
本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
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