無印良品のシリコーンキッチンツールが使いやすい 三つのポイント

無印良品シリコーンツール

あちこちのサイトで紹介されることも多い、無印良品のシリコーンツール。紹介されていることを知らなくても、店頭でもたくさん陳列されているので、見たことのある方も多いかと思います。そしてこのシリーズ、本当に使いやすい。
まだ使ったことのない方は「へー、そうなんだ、使ってみようかな」と思っていただけるような、そして使っている方には「そう、それ!」と思ってもらえること間違いなしの、私が使って実感、三つのおすすめポイントをご紹介します。

そもそもシリコーンツールとは?

シリコーンはいわゆるシリコーン樹脂と呼ばれる、最近調理器具などによく使われる樹脂の一種です。無印良品では、このシリコーン樹脂を使ったキッチンツールを作っており、これが使いやすいと評判。私は最初あまり興味が持てなかったのですが、ネットの評判を見て、実際に一つ使ってみると、確かに使いやすい!
(そしてこんな記事まで書いてしまうわけですが……)
ということで、使いやすさ三つのポイントです。

大きさが絶妙

まず、その大きさが絶妙。一人暮らしの食事でも、小さすぎず、大きすぎず。と言っても、分かりづらいと思いますので、写真をご覧ください。

ジャムスプーン(大)

ジャムスプーン

ちょっとした残り物や、作り置きをしたときに利用する瓶ですが、まっすぐなものばかりではなく、こんな風に少しカーブした瓶などもあると思います。
金属製のスプーンや、ましてやバターナイフだと、瓶の内側にくっついたものが残りがちですよね。でもこのジャムスプーン、まず細身なので、すっと奥まで入る。そして柔らかさと弾力性を持っているので、内側のカーブとか、一番下部の隅っこ、なかなか届かないところにも、先の四角い部分がフィット。びっくりするほどきれいにこそげ取ることが出来るのです。

調理スプーン

調理スプーン

これ、おたまのイメージでいたので、こんなに平たいと、汁物をすくいにくいんじゃないの、と思って、買っていませんでした(ここでご紹介しているツールの中では、最も最後に買いました)
でも、この平たさが、汁物だけでなく「汁気の多い炒め物」などにもちょうどよく、おたまよりはるかに頻繁に使っています。で、買って気づいたのですが、そもそも一人暮らしだとあまりにもさらさらじゃぶじゃぶの汁物って、一人前をちゃんと作れれば、お鍋からそのまま器に注ぎ入れられるので、「おたま」である必要はないんですよね。

写真は直径14cmのミルクパンと一緒に撮ってみました。少し広がりぎみなこのミルクパンですが、すっぽり入るし、ちょうど底の部分の「角」に届いているのが分かると思います。具材がここに残ったりしやすいのですが、これもきれいに取ることが出来ます。

スパチュラ

スパチュラ

こちらは15cmの鉄製のスキレットです。同じく角に届く。またこの後で詳しく述べますが、熱に強いので、少々の焦げ付きやなべ底にくっついた食材も、このスパチュラで一発で取れます。
最初はこわごわ使っていましたが、炒め物、焼くとき(焼き魚や目玉焼きなど)にも大活躍のツールです。

熱に強い

最初に見た時に「え? こんなに熱に強いの?」と思いました。ナイロン(取っ手部分)が180℃、シリコーン部分は200℃とのこと。200℃というと、油を熱したときにもうもうと煙が出る温度です。
これ、普通に調理していたら、まずそこまで達することはないと思います。そして事実、買ってずいぶん(数年単位)になりますが、今回の記事を書くにあたり、スパチュラの先端などを確認しましたが、熱で傷んでいる気配はまったくありませんでした。

このシリーズを使う前は、木や竹のものを使っていましたが、うっかり鍋の上に渡しておいたりしたら、なんとなく焦げてしまったりしたこともありますが、これはそのくらいでは大丈夫なようです。

黒い

このシリコーンシリーズ、色が黒いことが一番の魅力ではないかなと思っています。実は最初は白かったんです(トップ画像一番右のジャムスプーンは白いです)でも、途中で黒に変わりました。
白いジャムスプーン、よく見ていただくと分かるのですが、持ち手の部分が少し茶色くなっています。汚れているのではなく、少し変色してしまったようです。
カレーなどを木製のへらでかき回して染めてしまった経験のある方もいるかと思いますが、白はどうしても、少し汚れただけで、なんとなく汚い感じになりますよね。

黒に変わったのを最初見た時は、少しびっくりしましたが(食に関するものは白、というイメージもありましたし、従来のシリコーンツールは、カラフルなものが多かったので)、実際に黒を使ってみると、食材の色も想像以上にきちんと見えますし、洗ったときに汚れが残っていたらすぐわかるし(白い食材は多いですが、黒い食材はそんなにないので、洗い残しは黒の方が目立ちます)といいことずくめ。
さらにさっき、従来のシリコーンツールはカラフルなものが多かった、と書いたのですが、カラフルなものだと、台所の色合いが、どうしてもがちゃがちゃしがち。それが黒だと、視界を邪魔しないんです。
現在の私の台所は、黒と銀色(ステンレスツールの色)ほぼ二色となり、シンプルで快適な感じになっています(調味料などがどうしても色が来るので、調理器具はシンプルな色がおすすめです)

ということで、おすすめの三つのポイント、いかがでしたでしょうか?
まだ使っていない方は、ぜひ、お試ししていただいて、快適なキッチンライフを送っていただければと思います。