涼しくなってくると、ふと食べたくなるのが肉じゃが。おいしいですよね。男性に人気……というのは本当かどうか知りませんが、おいしいのはまちがいなし。でも一人分だとなかなかおいしく作れなくて……とか、煮物って少量で作るとおいしくないよね、とか。そんな悩みはないでしょうか? ストウブのお鍋を使うと、簡単にほっくりしみしみの美味しい肉じゃがが作れます。
その作り方と、おいしくなる理由をご紹介。これで一人分でも、おいしく、簡単に作れます♪
Contents
なぜストウブがいいの?
まず、あらかじめお断りしておきますが、ストウブにこだわらないです。似た感じの鋳物の小さいお鍋なら、多分同じように出来ると思います。が、私が使っているのがストウブなので、あえてここではストウブということで統一させていただきます(ストウブ好きなんですよね)
で、なぜいいのか。
①ストウブの重たい蓋がいい。この蓋が密封してくれて、中の水蒸気を逃がしません。具材から出た水分がしっかり中を循環し、全体的に蒸し煮のような感じになって、おいしくできます。
②鋳物がいい。弱火でもじっくり、ゆっくり、焦げ付かず、しっかり火が通っていきます。だから、とろ火で放置しても大丈夫。忙しい帰宅後でも、仕掛けた後は他のことをしたり、出来るまでちょっと別のものを食べたり飲んだりしていても大丈夫(あくまでも火なので、最低限の目は離さないようにしてくださいね)
③大きさがいい。今回つくっているのは14cmです。このサイズが、ちょうど一人前をおいしく作るのにぴったりです。ちなみにごはん1合を炊くのにもぴったり。重宝するサイズです。
ということで
作り方
材料
玉ねぎ 中1個
じゃがいも 中1個
日本酒 50ml
みりん 大さじ1と1/2 *1
濃縮つゆ 大さじ2 *1
塩コショウ 少々
油(必要に応じて)少量
牛肉とじゃがいもは一口サイズに切ります。玉ねぎは1cmくらいのスライスに。
煮る
ストウブを熱し、牛肉を入れます。脂身の少ない肉の場合は少し油を敷いた後、加えてください。少し火が通ってきたら、じゃがいも、玉ねぎの順番に鍋に入れます。
ここで日本酒を回し入れ、塩コショウを少し掛けて、蓋をしてゆっくりとろ火で煮ていきます。
15分程度で蒸気が回ってきて、玉ねぎに少し透明感が出てきたら、残りの調味料を回し入れ、さらにとろ火で煮ていきます。
途中、一回上下を返すようにまぜます(混ぜすぎると煮崩れしてしまうので注意が必要です)
さらに全体的に味が回ったら出来上がり。時間はかかりますが、手間はほとんどかからず、簡単おいしい肉じゃがのできあがりです。
このほくほくの食感はヤミツキになること間違いなしです。濃い目に味付けると、日本酒にもぴったり(濃い目の原酒タイプがおすすめです)
しかも軽めの赤ワインでも美味しい。ちょうどもう少しすると、ボジョレーヌーヴォーが出ますが、濃い目の味付け&肉多めで美味しくいただけます。
ポイント
ポイントはちょうどいいサイズの鍋で作ること(水分がきれいに回る)
今回の一人分だと14cmのサイズがぴったりです。
もし鍋が大きいのしかないな~ ということであれば、分量はもう少し多めの方がよいかも知れません。また玉ねぎは甘みが出るので、多めに入れるときはみりんを少な目にすると味が締まりやすくなると思います。
ぜひストウブで、簡単肉じゃがライフをお楽しみください。
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
*お酒と料理で豊かな食を
毎日の食をもっと充実させたい、あるいはさせたいと思っているけれど、イマイチ充実しない……そんな思いを抱いていませんか? そんな毎日を、ちょっとしたアイディアや情報をご提案することで、ストレスなく幸せな食生活、――ひいては幸せな毎日を過ごしていただきたい、そんな思いで運営しています。
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2018.9.23 記事をリライトしました