ベーコンとグレープフルーツのサラダ

ベーコンとグレープフルーツのサラダ

グレープフルーツを、サラダによく使います。彩りがきれい、簡単に出来る、味わいがさっぱりする、など色々メリットがあるのですが、何よりまずは「好きだから」の一言に尽きるかも知れません。
そんなグレープフルーツのサラダ、そういえば最初は「あれ」だったなぁ……ということで、ひさびさに一番最初に作ったものに近いものを作ってみました。

はじめに

最初にグレープフルーツのサラダを自分で作ったのは、小説がきっかけでした。はじめて一人暮らしを始めた学生時代、コバルト文庫の波多野鷹(はたのよう)さんの交差点シリーズという作品があったのですが、そこに出てきたのです。
それは、ほうれん草をちぎって、グレープフルーツと合わせ、ベーコンをカリカリに焼いて、脂と一緒に回しかける、というものでした。当時の私はほうれん草をサラダにする、ということを知らず(その後サラダほうれん草が出てきたのですが、当時は普通のほうれん草しかなかった)一方で、緑鮮やかなほうれん草、ジューシーなグレープフルーツ、ベーコンの香りとキラキラした脂、という表現がとても美味しそうで、想像して自分でも作ってみて、それ以来私の中では定番の組み合わせ、というわけです。

その後、ほうれん草はサラダほうれん草になり、今ではベビーリーフに代わっていますが、グレープフルーツとベーコンは変わらず。自家製の脂多めのベーコンがあるときには、時々作っています。
レシピというほどのレシピでもないのですが、作りやすい分量というのはあるかな、と思うので、ご紹介します。

作り方

材料

1皿分
ベビーリーフ 一つかみ半
ベーコン 適量(ハーフパックなら1パックでちょっと多いかなというくらいです)
グレープフルーツ 1/4個 *1

塩コショウ 少々

*1 グレープフルーツは私はルビーを使っていますが、好みで。ホワイトも色はきれいになりますが、ベーコン掛けた時にちょっと汚く見えがちなので、先にベーコンを掛けた後グレープフルーツを散らす方が見た目はきれいに仕上がります。

準備

ベビーリーフは水洗いし、キッチンペーパーなどを使い水気をしっかり切っておきます。

ベビーリーフ

グレープフルーツは薄皮をむき、一口サイズにほぐします。この時に果汁も出ますが、それも一緒に取っておきます。

グレープフルーツ

ベーコンは細く切ります。

ベーコンを焼く

フライパンなどで、弱火でベーコンを焼いていきます。重ならないように並べ、脂がじっくり出てくるようにしっかり焼きます。

ベーコンを焼く

焦げないように焼いていき、カリカリになって、脂がしっかり出たら、火から降ろします

盛り付け

ベビーリーフ、グレープフルーツを混ぜ合わせてお皿に盛ります。

ベビーリーフとグレープフルーツ

その上から、ベーコンを回しかけて出来上がり。

ベーコンとグレープフルーツのサラダ

ポイント

塩分はベーコンに結構しっかり付いているので、足りない場合だけ、追加で塩コショウを上からかけるくらいで十分です。減塩や自家製など、塩分少な目の時は塩コショウプラス塩にした方が美味しいかも知れません。
食べるときには果汁と脂がうまく回るように、しっかり混ぜて(余熱でベビーリーフが少ししんなりするくらい)お召し上がりください。
普通サラダというとドレッシングですが、このサラダはベーコンの脂、グレープフルーツの果汁(と果肉)がドレッシングの代わりです。

お肉料理や朝食などにピッタリの、見た目もカラフルなサラダで、食べ応えもしっかり。ぜひどうぞ。

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如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
*お酒と料理で豊かな食を
毎日の食をもっと充実させたい、あるいはさせたいと思っているけれど、イマイチ充実しない……そんな思いを抱いていませんか? そんな毎日を、ちょっとしたアイディアや情報をご提案することで、ストレスなく幸せな食生活、――ひいては幸せな毎日を過ごしていただきたい、そんな思いで運営しています。

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