先日の松江出雲の一泊二日、宿泊したのは駅目の前のビジホ、ということはこの前の記事でも書いた通り。
その前の晩、夕食は旧知のソムリエの藤本さんのいるエスパークでいただきました。
Contents
移転してるよ
前はシャミネの中にあったエスパーク。この春に移転して、少し西に移動しました。シャミネから出て、西へ100m?200m? 北側の高架沿いを歩いていくと、いくつか並んだ飲食店の並びに、新エスパークがあります。
中はカウンターと外向きカウンター(いわゆるぼっち席)と通常の4人席がいくつか、狭いか広いかで言うと決して広くはないのですが、なかなか感じのいい空間です。
https://tabelog.com/shimane/A3201/A320101/32003209/ https://www.facebook.com/station.waiting.bar.S.PARK/外が見えるぼっち席の開放感がイイ!
事前に席のお願いをしておいたのですが、当日はガラガラではないものの、それなりに空いており「どこでもいいよ~」と言われたので、飲み屋さんでは珍しい外向きぼっち席に。
目の前は石畳(でいいのかな?)のカウンターで、通行人も結構すぐ近くを通ったりするんですが、雰囲気はいいです。
飲めるお店って、開放感あるところはなかなかないですよね。どうしても「内向き」になっちゃう。でもここは松江の夜景を(低い所からではありますが、目の前にホテルとかもあり、夜の景色、という意味では夜景です)なんとなく「ぼーっ」と眺めながら飲める、というのが新鮮。
カフェなんかではこういうカウンター結構ありますが、お酒を飲めるお店でももっと増えて欲しいなと思った次第。
飲み物
地ビールが飲める
ビールの品ぞろえが豊富です。輸入のクラフトビールなんかもあった(と思う)んですが、まずは大山GビールのホワイトIPAを。
ホワイトIPA という名前に??? となったのですが、割としっかりめの味と香り。後で詳しく書きますが、赤身のお肉でもまったく負けない香り、……という所で「さすがGビールやぁ~~~」とご機嫌。
さくさくと飲み進めた次は、同じくGビールのスコティッシュエールをいただきました。

最初に馬刺しをいただき、倒れそうなくらい美味しくて、野菜も食べなきゃね、と思って注文しためんたいきゅうりマヨもめんたいの味わいがしっかりして、ずーっと「やばいよ」「どうしよー」と言いながらいただいていたら、「どうしよーって何? 食べて飲めばいいんだよ」と突っ込みを受けてしまいました。
グラスワインも充実
Gビールを2杯いただいた後は、やっぱりワインも飲まなきゃね、ということでワインに。ここはグラスワインも豊富です。

お腹いっぱい具合と、アルコールの回り具合からして、2杯が限界だな、と思い白赤1杯ずつ、をいただくことに。まずは白。
悩んだ末「ろわーるらしいふつーのろわーるだよー」と言われた「パト・ド・シャ」を。
名前をあんまり考えず、ソーヴィニヨンシャルドネのロワールなら(好みから)外れることはないだろうな、と踏んだワインだったんですが、瓶がかわいい♪

味わいはさらっとしていて、香りが軽やかなのにペラペラした感じでもなく、たしかにこれは「ロワールらしい」と思わず笑ってしまいました。

でも「ふつーのろわーる」って。
いや、私にそれ言うのはいいけど、普通のお客さんには言ったらだめだよ、と言ったら笑ってましたが。
二杯目は赤を。

赤はぐっと趣を変えて、最後の一杯ということでしっかりめに。
果実味たっぷりのガルナッチャ。

2010年のもので、しっかり熟した感じもあり、エキス分というか、ボリューム感というか、それもあり。
フィッシュアンドチップスをいただいていたんですが、この赤ワインには絶対肉系だな、と思って、さい干しを追加オーダー。
肉っぽさ、燻製の感じがとてもよく合い、いい感じのマリアージュになりました。
食べたものの話
なぜか馬肉推し
酒の肴もしっかりあります。入ってまず黒板に大きく書かれていて目を引いたのが、なぜか突然の馬肉推し。

このメニューと同じような内容が、黒板にもしっかり書かれていました。
馬刺しってそういえばずいぶん食べていないかも……と思い、注文しました。

普通のお手頃価格の肉の刺身なので、量とかあまり期待はしておらず、まぁ久しぶりだし珍しいっちゃ珍しいし、程度の気持ちで注文したのですが、まずこれが美味しかった!!
しっかりした赤身の美味しさは残しつつ、なによりやわらかい。生肉なので、ねっとりした感じもありつつの、ふんわりした感じもありつつの、ちょっとお魚でも例えるものがむつかしい感じです。
赤身肉ならではのしっかりした歯ごたえもある一方で、噛み切って咀嚼しているとするするっとほどける感じです。大山Gビールの香りもとてもよく合い、最初の一杯、一品目だったこともあり、あっという間に食べ終わってしまいました。
あまりの美味しさにお替りをしようかと一瞬思ったものの、そちらは我慢。したのですが。
その他
めんたいきゅうりマヨをつまみつつ、次に注文したのはフィッシュアンドチップス。「量多い?」と聞いたら「多いよ」と言われたのですが、魚も(別に地魚ではありませんが)食べたかったので注文。

確かに多かったです。チップスが。この芋の多さは想像を超えたなぁと思いつつ、食べる。ひたすら食べる。白ワインにはこの軽さがよく合います。
最後、馬刺しのお替りは我慢したものの、赤ワインのジューシーさに耐えきれず、再度馬肉。
さい干し、というバラ肉の燻製をいただきました。

バラ肉、というからには脂が結構あったりするんだろうかと思ったのですが、そんなことはなかったですね。燻製してある分、ベーコンに近い風味があります。ショルダーベーコンの肉の部分をもう少し「赤身」っぽくした感じ。
こちらはかなり薄切りにしてあります。2~3枚をまとめて口に入れ、赤ワインを流し込むと最高でした。
その他のお酒も充実
今回はいただきませんでしたが、こちらのお店、地酒も、スピリッツも、そしてリキュールもしっかりあります。メニューのリキュールはずいぶん偏っていますが(「そうかなーそんなことないとおもうけどなー(棒)」とのことです)カクテルなどもあるので、それに使われるリキュール類は一通りそろえている、とのこと。
実際、今回それらの中にも飲みたいものが沢山!
自分の胃袋とアルコール消費量の限界を恨めしく思った夜となりました。
本日もお読みいただきましてありがとうございます。
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文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
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