徳島 大塚国際美術館 2022

システィーナホール

過去一度、2010年に訪れたことのある徳島県鳴門市の大塚国際美術館、ようやく再び訪れることが出来ました。

前回は津山からの日帰りだったので、かなりハード。しかも初めて訪れた上にちょっとしたアクシデントもあり何が何やら、とにかく「時間は足りなかった」という記憶があります。

そのため、今回は前日の仕事を2時間早く切り上げ、坂出まで移動し一泊。翌日は開館と同時に到着、思う存分満喫しました。

2010年の時のこと

大学時代に美術史の中で「徳島の美術館の建築」を見た覚えがあったのですが、美術館の名前は憶えていませんでした。そんな時、会社の方と話していたら「国際美術館が、本当にいいよ!」ということで、そこかも知れない、そこじゃないかも知れない、と思いつつ、行きたいと思っていました。

別の方が「片道3時間少しだから、頑張れば日帰りでも行ける」と教えてくださったので、朝かなり早く出て、ひたすら高速を飛ばして行った覚えがあります。到着は10時半ころだったかな。

結局閉館の少し前まで頑張ったのだけど、後からパンフレットを見返すと「あ、ここ行ってない」という所があり、また行こう! と思っていました。

また、2010年はちょうど白鵬関の結婚式とかぶってしまい、フラワーシャワーに参加できるなど、いいこともあったのですが、ゆっくり美術館を見て回るのには、少しあわただしかった覚えがあります(入場制限や警備などもありましたので)

そもそもどんな美術館なのか

大塚国際美術館は、大塚グループ(ポカリスエットとかが有名ですね)の美術館で、しかも珍しいことに「レプリカ」の美術館です。レプリカと言っても、陶板印刷の技術で、そこに少し手を加えてあるので、本当に精巧で緻密。

https://o-museum.or.jp/

さらに、なんてったってレプリカですから、近くで見れる、写真もOK、もちろん実物大、でその特性を生かし、環境展示という、要は「現地と同じ空間を再現する」ということをされています。

タイトル画像に使ったのは、入ってすぐにあるシスティーナホール。バチカンのシスティーナ礼拝堂の原寸大レプリカ(笑)です。

ちなみに白鵬関は、ここで挙式されていました(関係者のみ)

また、レプリカなので、本来はありえない展示も出来ちゃいます。最たるものが「最後の晩餐Before/After」すなわち、修復前、修復後、が同じ部屋の中に「向かい合って展示されている」

現物は修復されてしまえばそれっきりなので、こんなことが出来るのはレプリカだからこそ、です。

人気のある「あの絵」も

当然、有名絵画も沢山。もしこれらを実物で一堂に会するような企画展をしようと思ったら、天文学的費用と、想像を絶する警備が必要になると思うのですが、レプリカなのでもちろんOK。

人気ベスト10

こちらは館内のあちこちにあったベスト10。ヒマワリ、揃ってますからね。フェルメールも専用の部屋あるし。個人的には8~10位の三つが良かったです。

好みは変わる

同じ美術館に何度か時間を空けて足を運ぶと、自分の好みの変化も感じられて、なかなか興味深いです。以前の 大原美術館へ行ってきました の記事でも似たことを書いたのですが。

以前の時もシスティーナホールすごいなーと思った覚えもあるんですが、今回の方がなんかインパクトあったし。前回はオフィーリアとか「きれいだなー」としか思わなかったけど、今回はなんか違った。絵はがきも買いました。

今回初めて見た気がした10位のナポレオンとジョセフィーヌの戴冠。

「初めて見た気が」と言っても、「なんか見たかな? 見たかも」みたいな記憶はあるので、多分当時の私には刺さらなかったのだと思いますが、今回はなんかいいなと思った。

一方で、前と変わらず、「やっぱりいいな」と思ったのも。

ジョットのスクロヴェーニ礼拝堂とか。

モローのまぼろし、とか。こちらはサロメ。前回企画展風に「運命の女特集」みたい感じのコーナーがあったんですが、今回もあり、そこに展示してあります。

モネの大睡蓮もある

さらにここの環境展示にはモネの大睡蓮もあります。

モネの庭にも行ったりしているので↓

旅の最終日は、朝食を取らずホテルを出発し、9時の開園と同時に、北川村の「モネの庭 マルモッタン」へ。 モネの庭 マルモッタン ...

モネを好きだと思われていると思うのですが、「好きかも」と思い始めたのは、ここ数年。昔、特に20代の頃とかは、嫌いではなかったですが「ぼやっとした雰囲気だなー」と思ってました。

昼食をはさみ、結局16時過ぎにやっぱり「うーん、もう少しゆっくり見たい」と思いながら美術館を後に。

今回、ルネサンス、バロック~近代くらいが好きだな、と思ったので、次回はとにかくそこをゆっくり見たい。

道中の食については次の記事で。

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如月 ローズ
書くの大好きソムリエ&料理研究家。文章長め、肴多し。
現在岡山県のスーパーマーケットでシステムのお仕事をしています。
※(2019年11月より骨髄線維症治療に伴う造血幹細胞移植のため休職、2021年春仕事に復帰しました)
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