寒くなると、なにもかもが美味しくなる気がするのは私だけでしょうか? 放射冷却の寒い朝におびえる如月です、こんにちは。
そんな寒い時期、かぶの一皿はいかがでしょうか。かぶってイマイチマイナーな野菜ですが、お漬物とかサラダとか、煮ものに使っても美味しいし、ということで好きな野菜の一つです。そんなかぶを浅漬けっぽく明太子で和えて簡単おつまみの一皿に。
かぶのさっぱりした風味と明太子の旨みが良く合う、お酒の進む一皿です。
Contents
はじめに
元々、千枚漬けが好物だった私。実家では母がお正月に漬けていましたが、当時おせちの甘辛い味付けの中で、さっぱりしたかぶの味わいと昆布のうまみの千枚漬けは、とても美味しかったのを覚えています。
その後、学生時代にはあまり使うことはなかったのですが、私が過ごした松江には「津田かぶ」という赤カブの漬物があり、これが美味しくて、すっかりかぶ好きになってしまいました。
この津田かぶ、お歳暮に大変人気で、私も実家の両親がそろって元気だったころには送ったことがありますが、とても喜ばれました。
一見素朴な感じなので「へー、こんなのもあるんだ」っていう感じなのですが、食べると上品な味わいが止まらなくて、意外にあっというまに食べきってしまいます。
今回ご紹介するのは、津田かぶではなく、普通のかぶを少し塩をして、明太子と一緒に。
少し塩分が多めですが、その辺りはぜひ調節しながら、日本酒の肴にどうぞ。
作り方
材料
明太子 50g
塩昆布 ひとつまみ
ネギ油 小さじ1
しょうゆ 小さじ1/4
塩 小さじ2(水抜き分)
下ごしらえ
かぶは葉を良く洗い、1cmくらいの小口切りにして、塩小さじ1をまぶします。
かぶ自体は、うすく皮をむき、4つ割りにしたあと、薄切りにし、同じく塩小さじ1をまぶします。
この状態で30分ほど置きます。
水分が多い場合は、時々混ぜれば上記の塩の分量で大丈夫ですが、水分があまり出ない場合は、少し増やすなどの調節をしてください。
塩昆布は長い場合は和えにくいので、キッチンバサミで少し切っておきます。
和え衣を作る
明太子は皮をむいておきます。冷凍のものだと、簡単に手でむけて使いやすいです。
そこにネギ油(なければごま油で可)としょうゆをくわえ、よくまぜておきます。
和える
*1 かぶは漬けた分の1/2量が今回の明太子と合う量です。残り半分は密封袋などに入れて1~2日持ちます。浅漬けの感じになります。
1/2個で作っても良いのですが、まとめて処理をする方が楽なので、今回この分量にしています。
かぶと、かぶの葉の半量を取り出し、軽く水洗いしてしっかり絞り、塩分と水気を切ります。
そこに和え衣と塩昆布を和えたら、出来上がりです。
ポイント
明太子の塩分とか、かぶの漬かり具合によって、しょっぱさが変わってくるので、しぼった後に少し食べてみて和え衣の量を調節すると美味しくできます。残った和え衣はそのままごはんとでも美味しいですし、マヨネーズに混ぜたり、あれこれ使えます。
ネギ油はネギの香りが付いた油で、中華食材のコーナーにあると思います。
なければごま油で十分美味しいですし、その場合は仕上げにもみのりなどを少しトッピングしても、また少し違う、美味しい一皿になります。
日本酒に合う
さっぱりとしたかぶの風味と、明太子、塩昆布のうまみでとても日本酒にあう一品です。
華やかで軽やかな吟醸酒などを冷やして一緒にいただくのがおすすめです。
お気に入りの酒器と、お酒でいよいよ長くなった初冬の夜をお楽しみください。
本日もお読みいただきまして、ありがとうございます。
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文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
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