日本酒に合う 厚揚げで作る簡単揚げ出し風あんかけ

厚揚げの揚げ出し風あんかけ

揚げ出し豆腐と言えば、居酒屋メニューの定番。とはいえ、実際に家で作るとなると、豆腐の水切り、粉をまぶして、揚げて……となかなか手間がかかってしまいます。
そんな工程を厚揚げで代替え。
お出しはあんかけにして、野菜をいれることで、簡単美味しい栄養満点、冬に美味しい揚げ出し風の出来上がりです。

はじめに

揚げ出し豆腐、かりっとした外側に、うまみの強いお出しが染みて、あつあつをやけどしそうになりながらいただく、冬においしいメニューです。
とはいえ、揚げ物になってしまうので、家で作るにはハードルが高い。
ということで、厚揚げで代わりにならないか、ずいぶん前に試してみたら、しっかり焼くことで結構いい感じ。

しかも豆腐を揚げる工程がないことで、時短にもなるし、ちょっとした一品として追加して作っても良し、野菜を入れれば栄養も取れて、なおかつあんかけにすることで、冷めずにいつまでもアツアツ。
いいことづくめの一品で、すっかり冬の定番メニューになっています。

最近は、焼いて食べる、とか小さめで「揚げた面」の多い厚揚げもあるので、そういうものを使えばさらに美味しさもアップです。

作り方

材料

1人前
厚揚げ 1パック(10cm四方程度)
青ネギ 2本(白ネギの場合は1/2本くらい)*1

(お好みで)しょうが 1かけら

水 80ml
濃縮つゆ お好みのもの適量 *2

片栗粉 小さじ1

*1 白ネギを使った場合は、見た目が色みがないので、青い所も少し入れると美味しそうな感じになります。
*2 濃縮つゆは濃度がさまざまです。80mlに合わせて、通常のうどんやそばのつゆ(お吸い物よりやや濃い程度)になるくらいにしてください

下ごしらえ

厚揚げは、オーブントースターで15分から20分程度焼きます。
厚揚げを焼く

目安は端がカリカリしてくるくらい。

ネギを斜め切りにします。今回は少し風邪気味だったので、生姜も追加。
下ごしらえ

もしあれば、少し人参の千切りなどを加えても彩りがきれいです。

あんをつくる

つゆを調味し、鍋に入れます。大さじ2ほど、別の容器に取り出しておきます。
今回は大き目の鍋で作ってしまいましたが、小さい手ごろな鍋があればその方が作りやすいかも。
ネギと生姜を入れ、煮込んでいきます。
つゆで煮込む

火が通ったら、片栗粉を別の容器に入れ(小さなボウルなど)、そこに最初にとっておいたつゆ大さじ2を加え、よく混ぜてから回し入れます。
火はそのままにして、片栗粉がだまにならないよう、しっかりかき混ぜ、全体的にとろみがついたらあんの出来上がりです。
とろみがついたら出来上がり

盛り付け

小鉢に焼いた厚揚げを置き、上から出来上がったあんを掛けたら完成です。
あんをかけて出来上がり

結構、具沢山&あんの量が多めなので、しっかり深さのある器に入れてください。

ポイント

煮ている間に少し水分が飛びます。薄めの味が好きな方は最初のつゆで調節してください。
また、片栗粉を水で溶いて入れてしまうと、これも最初に調味したつゆの味が薄まってしまいます。つゆを取って溶かすと味は薄まらないのですが、最初に取っておかないと、温めてしまったつゆだと片栗粉がその熱でそこで固まってしまうので注意しましょう。

日本酒に合う

美味しいおだしが出来れば、後はチンして掛けるだけ、今回は青ネギと生姜ですが、ありあわせの野菜でも、濃い目のあんの味で、美味しくいただけます。
冬の寒い夜、おかずにもうちょっと何か欲しいな、という時にも簡単。これだけでも美味しいつまみに、と大活躍のメニューです。

厚揚げの油とあんのとろみで全体的にはしっかりした味わいなので、濃い目の味の日本酒がおすすめ。
ボリュームを出したかったら、ひき肉を少し加えても少し贅沢な感じの一皿になります。

大寒の日の一品に、間もなく来る春を思いながら晩酌のお供に、いかがでしょうか?

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
*家飲みを、もっと美味しく簡単に*
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