鳥取の椎茸に茸王（たけおう）というものがあります。
今年も初出荷が１月にあり、その後テレビでも取り上げられたということで一気に話題になっているのですが、その「茸王」に満たなかった規格の椎茸も、肉厚で十分おいしい（そして手に入れやすい！）ということで、今回購入し、スパークリングワインとともにいただきました。
コンテンツ
茸王とは
先月末、一本の連絡が来て勤務先はざわざわ。一気にあわただしくなった瞬間がありました。
それが茸王がテレビで紹介される！ という一報。
以前から扱いはあったと思うのですが（なんて読むのかな～なんて思ってました）今回は事前に連絡があったこともあり、また入荷が限られることも分っていたため、「売れて欲しい！ でも一気に来られて売り切れてクレームになっても！」みたいな気持ちで担当者も、そわそわ。
茸王は「とっとり115」という菌の種類の原木栽培の椎茸の中で、特に規格を満たしたものだけを名乗ることが出来ます。
https://www.pref.tottori.lg.jp/178190.htm実物は未だに見たことがないんですが、一番最初に取り扱えることになった時に、バイヤーが結構「すごいんですよ」と興奮していたのを覚えています。
こちらでも分かりやすく紹介されていますね。
とっとり１１５
で、今回買ったとっとり１１５は 「菌興１１５号 」を使って栽培された椎茸のうち、茸王になれなかった子たち。
確かに大きさは「このくらいは、時々見かけるかな？」というくらいなのですが、この肉厚感がすごいんです。手にずしっと来ます。
上司が「このとっとり１１５でも十分美味しいよ、俺肉詰めで食ったけど、マジうまかった」と言っていたので（上司は酒好き＆料理する）よし、食べてみよう！ と。
肉詰めにも心惹かれましたが、ちょうどエビがあったのと、かけちーがあったので、それで作ってみました。
作り方
材料
えび 中サイズ ４～５尾
パルメザン（粉チーズ） 大さじ2/3くらい
日本酒少々
かけちー（とろけるチーズシュレッドタイプで可） ひとつかみ
下処理
エビは殻をむき、１ｃｍ角くらいに切り、日本酒を振りかけて、電子レンジで「ぬるくなる程度」（200Wで１分くらい）に温めます。
汁気をしっかり切って、粉チーズをまぶします。
焼く
椎茸の足を切り、そこに上記の海老を加え、スキレットに油少々（分量外）を敷き、弱火で焼いていきます。
上に少しチーズを載せておくと、つなぎ代わりになり、型崩れが防げます。
ふたをしてじっくり焼き、ある程度火が通ってきたら（海老の色が変わり、チーズが溶けてくる）コンロから降ろし、残りのチーズを掛けてオーブントースターへ。
こんがり焼き目がついたら出来上がりです。
今回は、たまたまブロッコリーがあったので、付け合わせ代わりにトースターに入れるところから一緒に焼いてみました（すでにレンチンで火が通してあったブロッコリーです）
薄味かな？ と思う方は、下処理の海老の所で少し塩コショウしてもいいかと思います。でもチーズって意外に塩分があるので、なくても美味しいかな～
スパークリングワインに合う
先日ご紹介したバロークス、今回は白で。
断面はこんな感じです。
この肉厚感！ 茸王はもっとすごいのかも知れませんが、このボリュームはかなりのものです。火を通したあとで（しかも今回、具を上にして焼いているので、その重みでつぶれても）この厚さですからね～。
エビの香り、チーズの香り、そして何より椎茸の旨みとジューシーさがマッチして、とても美味しい一品となりました。
本日もお読みいただきましてありがとうございます。
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如月 ローズ文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
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