日本三大船神事 松江のホーランエンヤを満喫してきました 2 五大地のこと①

矢田櫂伝馬船

先日その1で、ざっくりと今回行ってきたホーランエンヤのことを書いたのですが、その続き。

前回の記事はこちら。

タイトル画像に手が写っていますが、ガラスの反射ですm(__)m ということで、日本三大船神事の一つ、松江のホーランエンヤ、26日日曜...

ホーランエンヤ公式サイトはこちら

https://www.ho-ran2019matsue.jp/

今回、前日の同窓会は参加者40名ほどの割と盛会だった同窓会だったのですが、同じテーブルの先輩に、松江市の観光に携わっておられる方がいらっしゃったので、ホーランエンヤのことも、詳しく聞くことが出来、予習もばっちりで見ることが出来たのは幸運でした。

その中でも、私がまったく知らなかったことが、タイトルにもつけている「五大地」のこと。

コンテンツ

五大地

五大地、というのはこのホーランエンヤの神輿船の曳舟を櫂伝馬船でお勤めする地域が5つあり(神輿船のお供でもあり、舞を奉納する方々でもあります)その5つの地域のことを「五大地」というのだそうです。
その5つの地域が「馬潟、矢田、大井、福富、大御崎」の5地域です。

大御崎

五大地は歴史的には最初が馬潟から始まり、その後10年ごとに上記の順番で一つずつ加わり、今の五大地になったのだとか。
船の順番は、先頭は大御崎、最後が馬潟となります。ということで、動画をあげてみました。うまく見れるかな。

先頭の舳先で見得を切る歌舞伎風衣装の方が「剣櫂」、艫で女姿の「采振り」、間の櫂さばき、どれも目を奪われます。
ちなみにこの大御崎の采振り、すごくダイナミックだと思いませんか?

のちの陸行で見たら、とんでもなく大きい方で「そりゃダイナミックだわ……」と思いました。大御崎は剣櫂の方も大きく、だからこのサイズでもバランスが取れていたんですね……

大御崎の陸行。
婦警さんの陰ですが、なんとなくマツコさんを細くした感じ?
大御崎の采振りさん
写真を探したら後ろ姿もありました

あと、前の日の予習だと、五大地の中で大御崎だけが、剣櫂の足が「位置を動いて、ダイナミックに見得を切る」のだそうです。残りの4つの地区は、決して足を置いた場所から動かさずに舞うのですが、大御崎だけは足を動かしてよい(? という言い方でした)ので、その分剣櫂の動きが大きくなり、迫力が出るとのことです。

福富

2番目は福富。黒い船体です。今回塗りなおすにあたって「昔は黒かった」ということで黒くしたのだそうです。

福富の櫂伝馬船
黒い船体はここだけです

黒い船体、櫂の方たちの衣装と旗が赤、さらに2本の日の丸、ということで全体的にスタイリッシュというか、かっこいい色使いで、しゅっとした感じ。

大井

三番目は大井。

大井は、黄緑色の法被が印象的。
前日に「大井だけの『寝櫂』というのがあるんだけど、見られたらラッキーだよ」と言われていたんだけど、多分見れなかった……のでは?

一斉に寝て、櫂を水平に保ち、その後一斉に櫂を動かす、という技? のような櫂さばきが、ここの大井の特徴なのだそうです。

あと、個人的にツボだったのがこちら。

大井のお供船
お酒を載せたお供船

お酒の一斗樽を積んでいるんですが、この乗船しておられる方が、みなさん恵比寿さんに見えて、仕方ありませんでした。

なんというか、福福しい、と思いませんか?

あと、2エリア残っているのですが、ひとまずここで一区切り。五大地の話は②へと続きます。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
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