移植から3年が経ちました

昨日、12月3日、移植から無事に3年が経過しました。

前日は鳥取へ

3日と、翌4日はお休みをいただいていて、連休にしていたのですが、2日は鳥取へ出張でした。12月に入ってから、びっくりするくらい寒くなってきていますよね。

やっぱり津山は寒いなぁと思っていたのですが、県境は積もってこそいなかったものの、遠くの山々にはしっかり雪が。

用事が済んでからは、市内の店舗をぐるっと回り、一応本社には顔だけ出したものの、そのまま退社。一度家に帰ってから(久しぶりにヒールを履いたら、足底が限界でした……)買い物へ。

前夜祭

ま、あれですよ、移植から3年の前夜祭。

残っていた赤ワインを飲んでしまおうということ、久しぶりにラムチョップを食べたくなったのでストックを解凍し、漬け込んであったのをトースターでロースト。

カット野菜のレタスやパプリカは、フライドオニオン、塩、オリーブオイル。ポテサラはいつものアレンジです。

3日の夜が本番

なぜ連休を取ってまで3日を本番にしたかというと、実質2日の夜にお祝いでも良かったんですが、やっぱり3日をゆっくり過ごして、いろいろしみじみしたかったと言うか。

あと、一番最初に連休にしようと思った時は、3日は岡山に買い出し(もちろん宴の肴をです)に行こうかなと思っていたというのもあります。ま、結局ゆっくりすることを選んだわけですが。

ということで、3日の夜は日本酒。

久しぶりに気合の入った「膳」です。左上からぶりの刺身、豚バラ肉の西京焼き、左下からかぶのサラダ、ゴマ豆腐、鮭の塩麹漬。日本酒は松江の豊の秋の純米吟醸です。

お酒、七冠馬にしようかとも思ったのですが、この豊の秋の純米吟醸の金色がなんかきれいで、この日の食卓に合うな、と思ったのでそちらにしました。

実は主役はぐい呑み

こちら左上に写っているのが江戸切子のぐい呑み。この日に使おうと思って秋に購入していました。

https://www.kirikotoriko.com/

初めて見た時に、あまりのきれいさにびっくりしたのですが、いくら酒器好きの私でも、ぽんと買えるお値段でもなかったため、Twitterのアカウントをフォローして、Instagramのアカウントもフォローして、いつか買いたいな、と思っていました。

今年の秋、オンラインショップに在庫補充があった時、あ、買うなら今かも、と思い、見たら「買うならこれだな」と思っていたのがまだ在庫が残っていて、3年のお祝いに買おう! と。

無事に届いて、でも使うのは12月3日! と思って、ずっと我慢していました(見てると使いたくなるから、桐箱の状態で置いてました)

タイトル画像は、このぐい呑みの美しさを、と思い日中に撮った写真です。この、影が! たまらんです。もはや宝石。

夕食時はどうしても光量が少ないので、キラキラしさは劣りますが、その分、きれいなピンク色とブルーの組み合わせを愛でることができます。

次は、東京でぜひ工房へお邪魔したいです。

3年の節目に思うこと

今日は一転、普通の休みですが、家の中のことを中心に、のんびり過ごしました。

あ、あとフーディスト・ステップアップカレッジで習ったこととか、薬膳で学んだこと、一区切りついたらなんとなく投げっぱなしになっていたので、それじゃだめだなぁと思って復習とか。

正直な所、今でも夢じゃないかと思う瞬間はあって、これは多分一生だろうなという気はしています。療養中はまだしも、これだけ時間が経っても、やっぱりそう思うっていうのは想定外だったけど、そんなものなのかも、とも思いますね。

夢じゃないかというのは、たとえば「ひょっとして、私の本体は今ICUとかに入ってて、無事退院してからのこれまでは、私が見てる夢なんじゃないか」とか、「実はまだ移植前で、どこかで目が覚めたらまたあの『未来が五分五分』の世界に戻ってるんじゃないか」みたいな感覚です。

最初の頃はそれがすごく怖かったのですが、今は大分時間が過ぎて、自分でも想像できなかったこともいっぱい経験して「もしこれが夢なんだったら、『私の想像力? 潜在意識? 妄想力? すげー』って思うんだろうな」と思えるようになったので、多分大丈夫。

あと、「たとえ夢でもこれだけ美味しいもの食べて、飲めたなら良かったか」って思えるように、日々暮らしているっていうのもありますし。

とりあえず、美味しいもの食べて飲むには、このもらった命を大事に使ってこそなので、そこだけは忘れないようにしないとな、と思いながら日々を過ごしています。こういうこと考えるのも「節目」の効用でしょうか。

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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如月 ローズ
書くの大好きソムリエ&料理研究家。文章長め、肴多し。
現在岡山県のスーパーマーケットでシステムのお仕事をしています。
※(2019年11月より骨髄線維症治療に伴う造血幹細胞移植のため休職、2021年春仕事に復帰しました)
*家飲みを、もっと美味しく簡単に*
毎日の食をもっと充実させたい、あるいはさせたいと思っているけれど、イマイチ充実しない……そんな思いを抱いていませんか? そんな日々を、ちょっとしたアイディアや情報をご提案することで、ストレスなく、もっと楽しく快適に過ごしていただきたい、そんな思いで運営しています。

Instagram @febroses
noteでも発信中 如月ローズ https://note.mu/febroses

骨髄線維症と診断されたあなたへ

2019年12月3日、骨髄線維症の治療として、造血幹細胞移植を行いました。1月末に退院し、2021年4月、仕事に復帰しました。

この、あまり知られていない病気(難病指定されています)と、怖いイメージのある造血幹細胞移植について、少しでも同じ病気の方の参考になれば、という思いと、慢性の難病であるがために不安で過ごした、以前の日々、やったこと、それから移植の全体像について、などnoteにてまとめました。骨髄線維症の方はもちろん、慢性疾患の方とか、稀な病気の方などが闘病について考えるきっかけになると思います。
詳しくはこちら↓

骨髄線維症と診断されたあなたへ

コメント

  1. あらみか より:

    こんにちは
    どのようにメールしたらいいかわからず、こちらから連絡しました。以前、noteの骨髄線維症と診断されたあなたへを購入したものです。私(女性、40代)も如月様と同じく4年前に本態性血小板血症と診断された1年前に骨髄線維症になりました。今は、落ち着いてますが、誰にも相談できず近くの未来しか考えられずいます。普段は疲れやすいですが元気に過ごしてます。これがいつまで続くのか心の中は不安です。
    如月さんの書き込みを読ませてもらい、いつも元気をもらってます。今後も書き込み楽しみにしてます。希望にしてます。

    • 如月ローズ より:

      あらみかさん、コメントありがとうございます。お二ついただいていたので、こちらを残しておきます。
      以前noteを購入していただいたこと、ありがとうございます。今は落ち着いているとのこと、それが何よりです。
      あちらにも書きましたが、線維症は白血病化さえなければ、ゆっくり進行しますので、考える時間はそれなりにあると思います。
      でもその分「不安と戦う時間」も出来てしまうんですよね。
      この病気、若い方は本当に少ないので、私が先を歩くんだ! と思ってる所もちょっとだけありまして、移植の時も「絶対に生き延びて、大丈夫だったよ!」って後の人に言うんだ!って思ってましたので、希望にしていただけているのは本当にうれしいです。

      ゆっくり考えて、後悔のない選択をしていってください。ちなみに私は移植に入る時「悔いは残さず未練は残す」と思いながら準備しました。
      参考にしていただければ幸いです。