春の香りを満喫 筍の木の芽和え

筍の木の芽和え

先日ご紹介した木の芽和え。

昨日のお休み、車の点検で外出したついでに奥津の道の駅などに行ってきました。 葉ワサビとかあるといいなぁ、と思いつつのドライブだったの...

残りの筍を再度作った時に、写真を撮ったり、分量を量りなおしたりしたのでご紹介です。

はじめに

筍の木の芽和え、春の味覚の代表と言ってもいいような、2大旬食材がそろい踏み、ということで、個人的には春の味覚の王様です。
実家には山椒の木もあり、木の芽をよく摘んだりしていたのですが、あまり木の芽和えにして食べた記憶はなく、それはやっぱり、この木の芽和えがどうにも「日本酒に合う」し、おかずという感じではなかったからかなぁと思ったりするのですが、真相は分かりません。

ということで、一人分(小鉢的に食べるなら、二鉢分)のレシピをご紹介します。

作り方

材料

1人分(二鉢分)
筍 水煮 小1コ
木の芽(山椒の若芽) 片手に軽く一杯

塩 少々
砂糖 3g
みりん 大さじ1~2
白みそ 大さじ2

筍下味用(下味をつける場合)
A だしパック(塩分のあるもの)1パック
A  水300~500ml

下準備

筍に下味をつけておきます(やらなくても大丈夫ですが、やった方が水っぽくなりにくく、味もしっかりするので、ひと手間かけることをおすすめします)
上記材料のAで、一口サイズに切った筍を15分くらいゆでておきます。

木の芽味噌を作る

木の芽は軽く水洗いをします。分量は今回この写真くらい(上記分量です)です(直径10cmのミニコランダーに入れています)

木の芽の分量

水気をしっかり切ったら、軸(茎)から葉を取り、ミニすり鉢に入れます。

茎の根元を持って、挟んでこそげるようにするとうまく取れます。先端のやわらかい茎は少々残っても大丈夫です。

茎(軸)から葉のみを外す

外したら、すりこぎでつぶしていきます。今まであまり時間を図ったことがなかったのですが、今回計ってみると5分弱で下の写真くらいになりました。

大まかにつぶしたら、調味料を入れてつぶしていきます
おおまかにつぶしたら、塩と砂糖の結晶でさらに擦っていく感じにします

塩と砂糖を加え、その結晶をつぶすように、よく混ぜながら擦っていきます。

みりんは味噌の固さとか、しょっぱさとの兼ね合いで、お好みの分量(上記材料を目安にしてください)で合わせてください。
耐熱の小さい容器に入れてレンジで加熱すると、簡単に煮切ることが出来ます。

白みそとみりん
煮切ったみりんと白みそを混ぜます

今回、味噌とみりんを別途で混ぜていますが、汚れ物を出したくなかったらみりんだけ煮切って、そのまますり鉢で混ぜても問題はありません。

みそ&みりんと、木の芽のペーストをさらによく混ぜ合わせれば、木の芽味噌の出来上がりです。

たけのこと和える

下準備で煮てある筍の水分をよく切り、木の芽味噌と和えれば出来上がりです。

なお、この木の芽味噌、田楽風にこんにゃくなどにつけても美味しいですし、鶏肉に付けて焼いても美味しく、多分その他にもいろいろ使えると思いますので、使い切らなくても大丈夫。

ポイント

白みそは、地方によってはあまり使わないかもしれませんが、風味がやわらかく、甘みもあるので、意外に何にでも使える調味料です。

また、木の芽がたくさん! という時には、擦って、塩を加えた状態の木の芽ペーストにして冷凍しておくと、いつでも新鮮な香りが楽しめます。
(100均などで売っている、小さい調味料のパックなどが便利です)
詳しく書きましたので、保存される方はぜひこの記事もご覧ください。

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逆に木の芽が足りない! とか、木の芽多すぎると風味が強くて、イマイチ、という場合には(時々料理本などで見ますが)ほうれん草などを足すと、しっかり緑になるようです(これはやったことないので、あくまでも知識としてしか知らないのですが……)

日本酒に合う

日本の春の幸をしっかり、伝統的な味噌の味、ということで日本酒に合わないわけがない!
しっかりめの日本酒を、気持ち冷やして、ちびちびやりながらいただくと、この分量はあっという間になくなります(どんだけ好きなんだ? という突っ込みはなしの方向で)

筍の木の芽和え

一般的な食卓に出す場合は、これで二鉢分、ということでご了承ください。

さて今年はあと何回作れるかな~~~

本日もお読みいただきましてありがとうございます。

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如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
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