ごはんにも日本酒にも美味しい ちりめん山椒の作り方

ちりめん山椒

先月ご紹介した、実山椒(季節の味を楽しもう 山椒の実を漬けました)。昨年の下ごしらえ済みの塩漬けがまだ残っていたので、まずはそっちからだろう~~ と思いつつも、なかなか……というわけで、たくさん使おうと思ったらこれだよねということで、ちりめん山椒を作りました。

はじめに

ちりめん山椒と言えば、京都の味。でも結構いいお値段がするんですよね~。美味しいものほどあっという間に食べちゃうし。山椒はあるし、ちりめんは手に入るしとなれば、作ってみようかと思うのは自然な流れです(笑)
ごはんと一緒に食べても良し、日本酒の肴としてつまんでも良し、ちなみに昨日は作ったのが遅めで、ご飯を炊く時間がなかったので、ビールでちょっとつまんでみましたが、合わなくはなかったです。あとはあれですね、大根おろしとかにもいいかなぁと思いました。
今回の味付けは、やや甘みを抑えています。ごはんに合わせるんだったら、もう少し砂糖を多めにした方が美味しいかも知れません。

材料

ちりめん山椒の材料

作りやすい量
ちりめん 60g
実山椒(塩漬け)15g~20g
日本酒 100ml
みりん 大さじ4
醤油 大さじ1
砂糖 6g

下準備

ちりめんは軽く水洗いして、水気を切っておきます。
ちりめん

煮る

調味料を合わせて鍋に入れ、煮立たせます
調味料

湧いたら、ちりめんを入れ、弱火で煮含めるように炊いていきます。
煮含める

ゆっくり炊いた方が美味しく出来るようです。また、調味料が焦げ付きやすいので、じれったいかもしれませんが、焦がさないように注意しましょう。

煮汁が減ってきて、かき混ぜた時に少し底が見えるようになってきたら
底が見えてきた

実山椒を入れます。
実山椒を入れる

そこからさらに、煮汁がほぼなくなるまで煮詰めたら出来上がり。フライパンに入れっぱなしだとこびりつくので、他の容器に取り、粗熱を取りながら汁がなくなるまで冷まします。
出来上がり

ごはんにも日本酒にも

白いごはんに合うのは言わずもがな(笑) いわゆる佃煮なので、日持ちもします。冷えるとちょっと固めになるので、やはり時間を掛けて煮て、やわらかい? と思うくらいに仕上げた方が美味しいような気がします。
また、今回は普通濃い口しょうゆを使ってしまいましたが、この写真を見て「ちょっと濃くない?」と思う方は、薄口で作ってみてください(ただ、薄口は塩分が多いので、ちょっと量を少な目にした方がいいと思います)

日本酒に合わせるときには、そのまま食べても美味しいですが、かまぼこに載せたり、大根おろしに合わせる、ごはんに混ぜ込み、おにぎりにする(通常ごはんで食べる時よりもちりめん山椒の量を多くして、濃い目に作るとつまみっぽくなります)などで冷酒とも美味しくいただけるようになります。

時間はかかるけれど、自分で作ると 1、好みの味に作れる 2、コストパフォーマンスがよい と結構いいことがあります。ぜひおためしください。

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如月 ローズ
文章も書く、ソムリエ料理研究家
岡山県のスーパーマーケットで販促のお仕事をしています。社内での講師を中心に酒と食の楽しさをお伝えしています。
*お酒と料理で豊かな食を
毎日の食をもっと充実させたい、あるいはさせたいと思っているけれど、イマイチ充実しない……そんな思いを抱いていませんか? そんな毎日を、ちょっとしたアイディアや情報をご提案することで、ストレスなく幸せな食生活、――ひいては幸せな毎日を過ごしていただきたい、そんな思いで運営しています。

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